私たちの魂の核となるのは、一つの考え、一つの願いです。これは、一種の「情報」といえます。しかし、脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏によると、この情報の出力や編集を日々繰り返すことで、最初の考えが見えなくなっていきます。新しい情報で覆われ、出発点が分からなくなってしまうのです。

このような状態になると、上に被せられた情報が主人としてふるまい始めます。本質を隠す役割を果たす情報を、李承憲氏は「ニセの私」、または単に「エゴ」と呼びます。ニセの私に支配されると、自分が作りだした情報、さらには、情報が作りだした情報に従って生きるようになります。

あなたがパソコンを操作しているとき、誰かが誤ってスイッチを押してパソコンがシャットダウンしたとしましょう。実際に何かが消えたのでしょうか?パソコンも、その中に入っているソフトも、そのままです。ただ、電気とソフトウェアとハードウェアが交わって作りだした現象が消えたにすぎません。

これと同じように、心と呼ばれるものは、実体ではなく実体が作りだした一時的な現象です。真の心である虚空は、その上に繰り広げられている模様に関係なく永遠ですが、私たちが考えや感情と認識している模様は絶えず変化します。

模様の断片、放っておけば自然に消える一片の模様をわざわざつかんで、それを自分のものだというようになるのです。魂が旅の過程で出会うすべての困難と危機は、この錯覚から始まります。

李承憲氏は「長く苦労したくなければ目的地を忘れてはならない」と言います。目的地を忘れないために、もしも忘れてしまったらまた思い出すために、脳教育や瞑想トレーニングが必要なのです。

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